日興インターナショナル㈱設立にあたって
日本の食文化は、戦後の困窮期を経て、民主化の進展と供に欧米の強い影響を受け、急速に豊かになっていった。特に1980年代のバブル期においては、飽食の時代と呼ばれる選択過多の時代となり、フランスのローカルイベントであったボジョレーヌーボーを全国レベルでエンジョイできる国となった。日本古来の和食、イタリア料理とフランス料理を中心とする洋食、中華料理やエスニックと呼ばれる中東・アジア料理の大きな三つのカテゴリーを形成し、その全てが和食をベースとして日本流にアレンジされて楽しまれている。その一方では、熱量ベースの自給率は、時代とともに低下の傾向が続き、現在では、40%を下回る数字となり、食の大半が海外からの輸入に頼っているのが実情である。また、昨年はマスコミの報道により、食に関する「偽装」が問題となりコンプライアンスの徹底が求められるようになった。
現在の日本の食のトレンドには、「健康志向」が色濃く影響しており。現在の顕著な消費者ニーズである「安心、安全」により食の安全性が強く求められ時期となってきている。また一方では、フランス、ミシュラン社の東京レストランガイドでも、非常に高い評価を受ける高度な市場を形成するに至っている。
当社の母体である㈱日興商会は、食品業界の空前のヒットとなった「ナタ・デ・ココ」や、イタリア食材ブームのはしりとなった「グランド・イタリア」を世に送り出した輸入食品の老舗問屋である。当社、日興インターナショナル㈱は、㈱日興商会の食品輸入部門が独立した会社である。当社は、契約概念と高品質で安全確保の出来るアメリカとヨーロッパの食品メーカーを厳選し、より希少価値のある食材を発掘、輸入開発し、欧米の未知の食材を紹介することにより、日本の食生活に驚きと感動を与え、その食文化を豊かにすることに貢献する。
平成20年7月1日
日興インターナショナ株式会社
代表取締役社長
中村 眞
弊社製品に関して
弊社が輸入販売する食品は、製造国の食文化を尊重し、出来る限りオリジナルの状態で、現地と同じテイストをお届け出来るように輸入努力しております。また、日本国内において、ISO取得の品質管理意識の高い倉庫業者を指定し、全量検品を原則として品質管理を行っております。